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ステージ後部に配されたスクリーン下から現れると思いきや、マネキンをイミテーションにアリーナ中央のミニステージから登場する、というサプライズな演出でスタートしたこの日。ピンクのワンピースを身に纏い、嬉しそうに舞う西脇綾香(以下:あ〜ちゃん)が微笑ましい『plastic smile』や、オリコンシングルチャートで初の1位を獲得した『love the world』など、序盤は近年の楽曲が数多くセレクトされた。椅子を使った妖艶なダンスに胸キュンの『Take me Take me』で一旦、ステージを後にすると、『Butterfly』をBGMにサイケな映像がスクリーンに映し出される。さらにシルバーのラメが煌めく衣装で再登場した3人は、歪んだベース音と堅い低音に合わせてメリハリの効いたダンスを披露するのだが、この手の楽曲において一際輝くのが大本彩乃(以下:のっち)だ。すらりと伸びた両腿でリズムを刻みながら、手にしたライトでしなやかに弧を描く。静と動のコントラストをはっきり描き出す彼女のダンスは、凛とした人柄を良く表しているとも言える。
カラフルなレーザーに彩られた『シークレットシークレット』から終盤に向け、徐々に高まっていったボルテージは、ミラーボール煌めく『チョコレイト・ディスコ』からメッセージ付き銀テープが降り注いだ『ポリリズム』で最高潮へ。アルバム『GAME』の最後も締め括った『Puppy love』で本編終了となるのだが、フェミニンな振り付けが可愛らしい同曲では、樫野有香(以下:かしゆか)の柔らかく温かい魅力が爆発! 一緒に踊る観衆を優しく見つめる彼女の佇まいは、この楽曲が持つハッピーかつほんのり切ない雰囲気にぴったりだった。
我慢してきた想いがあったのだろう。マリーゴールドの衣装で登場したアンコール、遂に泣き出してしまったあ〜ちゃんは、客席にヤスタカがいることを知ってさらに大感動。そして遂に、11月19日にリリースのニューシングル『Dream Fighter』をライブで初披露する。幻想的なシャボンが印象的なPV映像と、惹き付ける魅力を湛えたメロディ。ネクストステージと呼ぶに相応しい、特異な世界観に心躍る楽曲で、アンコールに沸く観衆に最高のプレゼントを贈った。
その後、ライブ終盤の定番2曲を笑顔で届けて大団円を迎えるのだが、中でも最後に特筆しておきたいのが、序盤に披露した『edge』だ。無機質ながらも激しいダンスで魅了し、サビメロを歌う自らの姿がスクリーンに映し出されると、ステージに体育座りして映像を見上げる3人。まるでスクリーンの中にいる自分たちの傀儡と化したかのような、可愛らしくもシュールな演出で彼女たちは観衆のハートを鷲掴みにした。あ〜ちゃんは最初のMCでライブの歴史を振り返りつつ、「(武道館までに)私たちは何年もかかりましたよね?」と笑ったが、ひとつひとつ踏みしめてきたからこそ、喜びがあるのだと語るその表情。自信に裏付けされたそんな挑戦心こそ、Perfumeを語る上で何よりも欠かせない大きな魅力なのだ。
次なるステージは2009年、5月に代々木第一体育館での2Daysワンマンが決定した。その頃までに3人がどれだけの成長と進化を遂げてくれるのか。Perfumeの挑戦はまだまだ続く。
(LIVEREPORT:杉岡祐樹)

















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